こんにちは、塾長の木原です。
新年度が始まり、新学期に期待を膨らませる子どもたちの元気な声が聞こえる季節となりました。
新しい教科もスタートし、今年こそは勉強も遅れまいと不安半分かもしれません。

では、一度勉強して覚えたことを忘れないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
語呂合わせや、何回も何回も書くといった、色々な暗記方法がありますが、残念ながら記憶という観点では、あまり効果的ではありません。皆さんも苦しみながら書き綴ったけど、単語テストでは忘れてしまった…という苦い経験がおありではないでしょうか。
実際に使える知識というのは日常的に出てくるものです。
例えば、「SV so that ~=SはVなので、(結果)~」…と、単純に丸覚えすれば良いというものではなく、その意味を理解すれば「ここでは、順接で論理的に言いたいのだな」と自然と理解ができます。

〇分散学習
今回ご紹介するのは、語呂合わせを必死に覚えるような記憶術を使わなくてもいい学習方法になります。
それが、「分散学習」です。

人間は忘れる生き物です。
記憶の忘却を研究した「エビングハウスの忘却曲線」が有名ですね。反比例のグラフをご存知の方もいるのではないでしょうか。
つまり、記憶した内容は24時間もすれば大半を忘れ、その曲線(忘却率)は、最初は激しく、だんだんと緩やかになっていく。というものです。
つまり、忘却率が高まるタイミングで、復習をすることで効果的に記憶に定着するといった論調であり、まさに「分散学習」はそのような「忘れそうなタイミング」を狙い撃ちで復習する方法になります。

方法としては、読んで字のごとく、勉強時間を分散して学習します。
例えば、勉強時間が1時間あれば、同じ勉強をずっとするのではなく、20分で国語、20分で英語、20分で数学といった形で細切れに織り交ぜて勉強をする方法です。
〇分散学習のポイント

ここからは、具体的な分散学習の方法を紹介します。

①自分のリズムを確立する
厳密に何分までが良い、という決まりはありませんが、一般的に人間は15分前後しか集中力が持たないといわれています。一方、15分間集中できるからこそ、記憶の定着を高めることにつながります。
休憩をはさむのもOKですので、自分なりのペースを見つけましょう。
親御さんはお子さんの勉強のリズムを一緒に見つけてあげてください。
例)
・ 勉強60分(数学30分:国語30分)→10分休憩→勉強
・ 勉強→睡眠(夜)→勉強

②復習に特化する
「理解するための学習」ではなく、「復習するための学習」と認識してください。「理解するための学習」はすなわち学校で覚える新しい内容です。
当然、学校での授業は50分単位であり、塾や家でも新しい内容を覚える際は時間がかかります。分散学習は、あくまでも復習を効果的にするための手段、と割り切ってください。

③スキマ時間を有効活用する
通学や車の移動中など、スキマ時間を有効活用してください。(むしろスキマ時間のほうが
、制限があるため効果的に集中できます。)
スマートフォンの学習用アプリだけでなく、タイムマネジメントや勉強管理のアプリも充実
しているので、ぜひ有効に活用しましょう。

④親御さんも一緒になる
これが一番のポイントです。
学習において、最も重要なのは「能動学習」と言われており、受け身になった瞬間に人間は
学習効果が極めて低下するといわれています。
社会人になって、英語や専門スキルの自己開発を積極的に望み、好き好んで学んでいく姿が
まさに証明しています。

しかし、どうしても子どもたちにとっては、勉強の意義を見失いがちです。20分くらいであれば、親御さんも寄り添ってあげられるかと思いますので、ぜひ一緒になってお子さんの知的好奇心を満たしてあげてください。

さて、長くなりましたが、新しい季節を良いスタートで切るために、ぜひ試してみてください。